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剣と魔法と時々性欲

因幡ノ白兎 作


3話

「ん......、あれ?私、確か、気を失って........。」

目覚めた華蓮は周りを見渡す。どうやら、洞窟の中らしい。

「あ、起きた?華蓮。身体の具合はどう?」

雪が外から帰って来る。

「うん、大丈夫。ありがとう、雪。」
「ううん、お礼を言うのは私の方だよ。華蓮に、助けてもらった。あのままだったら、私は死んでいた。だから、ありがとう、華蓮。それと、ゴメンね。」
「え?」
「華蓮がここに来たの、私のせいかもしれない。」
「どういうこと?」
「私がここに来て、もう1ヵ月近く経つんだけどさ。私、もし蓮がいたらなって思っちゃったの。だから、華蓮がここに来たんじゃないかなって。ゴメン、私のせいで巻き込んじゃって。」
「そんなの気にしないで。それに、私は嬉しいよ。だって、雪がいたから。」
「華蓮.......ふふ、変わらないね。女になっても、男の時と同じ。とても優しい。」
「そ、そんなこと............あっ!?」

華蓮が急に顔を真っ赤にして、息が荒くなった。自分でも分からない感覚。

「な、なに、この、感じ......。か、身体が.........」
「熱い........のね。」
「雪.....これは、一体....。」
「華蓮は無意識でも、身体は快感を欲しがっている。原因は.......」

雪は『性欲刀』と呼ばれる刀に目をやった。

「この刀。これは『性欲刀』、高性能で使いやすい刀よ。でも、その代償も高い。技を繰り出すのに、性欲が身体に溜まるの。さっき繰り出した『居合い』もそう。ただ、技にも色々ある。強力であればある程、身体に溜まる性欲が多い。そして、再び刀を鞘に納めた時、溜まっていた性欲が襲い掛かる。その性欲の数だけ絶頂しないと、技は使えない。華蓮は今、その状態って訳。」
「話は分かったわ。じゃ、雪、私を.........イかせて。」
「わ、私が!?」
「私は、初めてなんだよ?やり方、分からないから、雪、私の身体に教えて?」
「............うん。」




「あぁ。華蓮、綺麗だよ。」
「そ、そんなに、見ないで。恥ずかしい.......。」
「初めはすぐにイっちゃうから大丈夫。すぐ済むから。」

そう言って雪は、華蓮の秘部に指を入れる。

「あっ!!」
「ゴメン!痛かった?」
「ううん、少し驚いただけ。続けて。」
「分かった。早めにイかせるね。」

雪は、指を加速させる。

「う......あぁ!!な、なに、ひゃん!!この感じ......。何かが......湧き上がって、あぁ!!」
「イきそうなのね。覚えておいて。これが女の、イクってことよ!!」

雪は指を曲げる。その刺激に耐えられない華蓮は絶頂を迎える。

「だ、だめぇぇぇ!!!!!イ、イクーーーーー!!!!!!」

プシャーーーーー

「あは、漏らしちゃったね。でも、可愛いよ、華蓮。」
「はぁ.......はぁ.......。」

(女の絶頂ってこんな感じなんだ......。なんだか、不思議。)

「少し、休んでもいいかな。」
「そうしよ。」

だが........、

「きゃはは、休んでる時間なんて与えないよ。」
「「!!」」

後ろを振り向くと女の子が立っていた。

「貴方は、誰ですか?」
「気をつけて、華蓮。あいつは、闇の斧使い。いわゆる、2面のボスよ。」
「失礼しちゃうわねぇ。私にはリジェルって名前があるんだから。覚えておいてね、上寺 雪さん。」
「私の事を知ってるなんて、ファンかしら。」
「きゃはは、貴方は確かに可愛いけど、ファンじゃないわ。でも知ってるのよ、色々と。上寺 雪、全般的に魔法を使う魔術師さん。でも、その実力はまだまだ。そしてもう1人。桜沢 華蓮、なりたての新人剣士。実力は言う必要がないね。でも、仲間を守りたい心は誰にも負けない。そんなとこかしら。ま、仲間なんて助ける必要ないし、華蓮お姉ちゃんはただの新人剣士かな。きゃはは。」
「か、華蓮はそんなんじゃ........」
「リジェルだっけ。貴方の言いたい事は分かった。私を侮辱したいなら、いくらでもすればいい。でも、これだけは言っておくわ。この先、貴方とは何度もぶつかり合うかもしれない。でも、貴方がどんなに強くても、私には、いえ、私達には勝てない。それは、私には仲間がいるから。仲間が必要ないなんて言う貴方には、私達は倒せない!」
「華蓮........。」

華蓮の一言にリジェルは少し呆れた顔で笑う。

「きゃはは、そんな事言っていられるのも今のうち。仲間なんて、どうせすぐに裏切る存在なんだから。信じれば信じる程、裏切られた時のショックは大きいものよ。まるで、天国から地獄に落とされた気分になる。きっとね。」

リジェルは右手を前に突き出す。リジェルのしている指輪が黒く光る。

「でも安心して。そんな事がないようにしてあげる。」

リジェルの指輪は黒い斧に変化する。

「選択肢は2つ。1つ、華蓮お姉ちゃんが私と一緒に来る。2つ、2人ともここで死ぬ。このどっちか。華蓮お姉ちゃんに選ばせてあげる。」
「じゃあ........」

華蓮は刀を抜き、剣先をリジェルに向けてこう言った。

「両方選ばない。悪いけど、私、昔から決められた道を行くのが嫌いでね。未来は自分で切り開くものだから。」
「やっぱ、思い通りになってくれないかぁ~。仕方ない。ちょっと乱暴だけど、強引に連れて帰るかな。きゃはは、私の『闇の斧』<ダークアックス>と華蓮お姉ちゃんの『性欲刀』、どっちの方が強いか力比べだね。」
「雪、貴方は手を出さないで。」
「え?でも.......」
「これは、私とあの子、リジェルとの決闘なの。雪、私を信じて。」
「...........うん......。」

華蓮とリジェルの戦いが始まる。先手をうったのは華蓮だった。華蓮はリジェルに切りかかる。だが、やはり、刀と斧では力の差がありすぎる。華蓮の刀は弾かれる。リジェルの斧が華蓮を襲うが、刀で受け止める。

「あれ~?おかしいなぁ。新人剣士って情報の筈なんだけど、全然弱くないじゃん。もー、情報屋の嘘つき。」
「残念ながら本物の剣は握った事ないけど、竹刀は振りなれてるからそう簡単には負けないよ。」
「ちょっとこのままじゃヤバイから、少し本気だすね。」

リジェルは華蓮の刀を弾く。華蓮は少し後ろに下がる。

「いっくよーーー!!!!!!『リミッター解除』!!」

リジェルの斧が変化し始める。斧の刃が大きくなり始めた。

「さぁ、これが『闇の斧』<ダークアックス>の真の姿だよ。」
「な、なんてデカさなの......。それに、あの子の魔力も上がってる。華蓮、やっぱり私も戦う。」
「ダメ!手を出さないで!私、絶対勝つから!」

雪は戦いに参加しようとするが、華蓮に止められる。雪は黙って頷く。

「これで終わりだよ!!私の必殺技で終わらせてあげる!きゃはは!!」
「私は、負けない。........負けられない!!」

2人は最後の技に全てを賭ける。

「全ての物を破壊する.......。」
「『性欲刀』、一ノ技.......、」
「<ブレイク•アックス>!!!!!!」
「<居合い>!!!!!」

光の一閃と闇の一閃が交差する。その瞬間、強烈な爆風が起こった......。






私は、あの先の事を覚えていない......。どうなったんだろう........私......。

「ん...........。」
「華蓮!良かった、本当に良かった.....。」

目を覚ますと、雪がいた。いや、もう1人、女の人がいた。

「貴方は一体......。それに、私、どうして......。」
「時間がないから結果だけ教えるよ、華蓮。」
「.........うん。」
「私達は、リジェルに負けた。」

辺りはしばらく沈黙した......。華蓮の横には敗北の証明かと思われる『性欲刀』と、雪のしている腕輪の2つが粉砕されていた。






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更新日:0000-00-00

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