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剣と魔法と時々性欲

因幡ノ白兎 作


2話

「これ、俺......なのか......?」
「他に誰がいるの?信じられない気持ちは分かるわ。でも、信じて、蓮。いえ、桜沢 華蓮<さくらざ かれん>。」
「待てよ。俺はそんな名前じゃ.......」
「この世界ではそれが貴方の名前。」
「そんな........。そうだ、ここ何処なんだ?ユキさんならなんか知ってるだろ?」
「.......リバース•ワールドって知ってる?」
「なんじゃそりゃ。」
「今流行りのPCゲームのゲーム名よ。貴方、ここに来る前に、目眩がしたよね?そして、目の前にはPCがあった。しかも、電源が付いたままの。違う?」
「うぅ、全くその通り。それより、なんであんたが俺の事やここに来るまでの事を知ってんだよ。」
「それは、私が貴方の友達だから。私の名前は、上寺 雪、いえ、上寺 優希と言った方が分かるかしら?」
「ゆ、優希?お前、本当に優希、なのか?」
「そうよ。貴方と同じようにここに来た。それより、村に戻りましょ?皆が待ってる。それと、今から男のような喋り方禁止ね。」
「は!?俺に女のように喋れと?ふざけんな!俺は男だ!!それから、お前もだ優希。なんでそんな風に話す!?」
「それは.........生きる為。そして、元の世界に戻る為だから。」
「お前、知ってんのか!?戻る方.........」

華蓮が言いかけたその時、後ろに殺気を感じた。

「!! 華蓮!下がって!」

華蓮はすぐに雪の後ろに下がる。茂みからゆっくり出てきたのは、猪だった。ポケモンでいうサイホーンと、モンハンでいうドスファンゴを足した感じと言えば分かりやすいだろうか。猪の顔には、鋼鉄の仮面が付いている。

「.....メタル•モンスターがなんでこんな所に........。」
「なぁ、メタル•モンスターって?」
「ノーマルモンスターの中で最強を誇るモンスターの種類よ。でも、この辺じゃ、そんなモンスターの目撃情報は来てないはず。」
「とりあえず、逃げた方が良くないか?」
「そうね、その方が良い............」

突然雪の声が聞こえなくなる。そして、周りを見ると、そこは変な空間だった。自分の腰にはいつの間にか、剣の鞘だけが挿さっていた。

「これは、一体.......。」
<汝、桜沢 華蓮。>
「だ、誰だ!?」
<汝は、自分の今の情況を理解していると見た。汝は、友を助けたいか。>
「どういうことだよ。」

いきなり自分の目の前に刀が出現した。

「わっ!!なんだこりゃ。」
<その刀で友を助けよ。だが.....>
「よし、これで優希、いや、雪を助けるんだな。」

刀を取ろうとする。が、掴めない。

「って、どうなってんだこれ。」
<友を助けたくば、自分が今、何者なのかを認めよ。>
「はっ!?それって、俺が女だって認めろって事かよ!?」

その声は答えてくれない。その瞬間、我に帰った。

「華蓮!!早く逃げて!!」
「え?」

モンスターは自分の目の前まで来ていた。

「や、やべ.......」
「華蓮!!くっ!仕方ない......。」

モンスターが華蓮に激突.......してない。華蓮の目の前には、雪が立っていた。

「ゆ、雪.......お前....。」
「は、早く逃げて!!このガードも、もうもたない.....。」

華蓮は雪を離れる。その時、

「きゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

雪の悲鳴が聞こえる。ガードが壊されて、雪が弾き飛ばされる。モンスターの進行方向より後ろに飛んだ。安心したのもつかの間、モンスターがもう一度雪を襲おうとする。雪にガードする体力はない。雪は死を覚悟する。

「雪ーーー!!!!!」

その瞬間、さっきの空間に入る。

<もう一度問う。汝は、友を助けたいか?助けたくば、自分の事を認めよ。>
「俺が、認めて、雪が助かるんなら.......」

華蓮は意を決する。

「認める。俺、いえ、私が、女だって。」
<汝の名を。>
「私の名は...........華蓮。桜沢、華蓮!!」

刀が光り出す。華蓮は刀を手に取る。





ガキィィィィィン!!

モンスターは、雪の目の前で止まる。

「........か、華蓮!」
「私の友達を傷つけさせない!」

モンスターを弾き返す。モンスターは後ろに下がるがもう一度突進してくる。

「華蓮、逃げよう。」
「............。」
「華蓮?」
「雪、下がってて。」
「え?う、うん。」

華蓮は刀を鞘に納める。そして、モンスターを待つ。まるでその構えは、

「『性欲刀』、一ノ技。」

モンスターが華蓮に当たるギリギリの瞬間!

ザシュッ!!!

「!!」

モンスターは、その場に倒れた。

「『居合い』........。」

獲物を狙う、鷹のようだった。

「雪、大丈夫?」
「うん。華蓮、認めるてくれたんだね。」
「こうするしか、雪を助けられなかっただけよ。」
「あはは。ありがとう、華蓮。」
「うん。無事で.......よかっ.......。」

あれ?おかしい。身体が.......。

「華蓮......。」
「ゆ、雪.....。わ、私.......。」
「分かってる。身体が熱いんでしょ?」
「どう......なって.......る..........の..........。」
「心配しないで。とりあえず、寝て。」

華蓮は気を失った。これからどうなるのも分からないまま......。






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更新日:0000-00-00

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