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取り残された二人(1)

英吏 作


1話

そこには、廃墟が広がっていた。一つの、窓が壊れたビルから声がする。
「あうっ!あうっ!」
「ほらほら!先にイくな!飯抜きだぞ!」
女 (十代後半くらい)の方はもう目の焦点が定まっていない。手錠でビルの水道のパイプと繋がっていて腹の部分がアンテナの付いたようなベルトでしめられている。そんな、壁を背にしてあそこの中にあれを出し入れされ、突かれている女と、歳が分からない(十代にも見えるし二十代にも見える)男。
ズグッズグッ
「だ、ダメぇっあ、ごはん抜きにしないでぇっ!がまんしないで出してぇ!」
「俺に、命令するとはいい度胸じゃないか…今、コンドーム付けてないん、だぞ。妊娠したところで、食料もまともに確保できるか分からないこの状況で、産めると思うのか?中出しは、もうちょっと、その問題がなくなってから。あと安全日」
「今日、安全日ぃッあ、生理終わったの五日前だから、アッ!?」
「それ、安全日じゃねえよ。まあ、膣洗浄機(この話の世界にしかない機械)かければ大丈夫だと思うけど」
女の声が連続的なものに変わる。
「ああっ、あっ、あ!あぁぁっあ!」
「こっちのほうが感じるんだよな、お前は。もう分かってるよ。それにしても、三日も黙ってるなんて、ホント、いい度胸」
「あああ、あっ、ああ!!」
「いいよ、叫びたいだけ叫んで。この町どころか、この国にはもう俺たちしか居ないもんな。まあ俺たちみたいなやつが居ればまた別だろうけど。他の星より、この星が好き、っていう。ッあっ!」
女の膣がぎゅうと締る。ぶるぶる震える。イッたようだ。
震えた声で男がこう、つぶやく。
「それでは、お言葉に甘えて…」
直後、女が二回身震いをした。

一分ほどして。抜いたあと、整ってきた息使いで男が、そばにいるその子を抱き締める。女の子の方は手錠に繋がれていない方の手で男のワイシャツをくしゃ、と掴みながら、こう言う。
「気持ち良かった…」
男が笑い、冷ややかな目をして言う。
「君もすっかり欲望の奴隷だな。4日前はそんな表情してなかったぞ。気持ち良かった?ふうん…でも、状況が状況だからな…倒れていた自分を介抱してくれた、食べ物を分け与えてくれた、そんな王子様の『肉奴隷』だもんな。」
男は、手で女の脇腹をさすり、そのまま手をつつぅー、と上げていって、横へ。そして前をはだけたブラウスの中に手を入れ、乳首を転がし始める。
「ん、ああ…」
「奴隷ちゃん、きょうのおかずはなにがいいですか?」
「タルタルソース、ありましたよね?タルタルソースで味付けした料理がいいです」
「いや、こっちのおかず」
乳首をぎゅっとつまみながら、クリトリスを侵す。
「あーっ!」
「そんなに叫ぶなよ。一分以内にイッたら、おかずは、なし。あ、上の口の方な。うまく隠そうとしてもそのベルトから来た記録がこの装置にのこるからな」
側の机に小さな装置が置かれている。画面が男の見える位置に置いてある。
「ひあァ!」
その部分から手を放し、装置の画面を見て男が言う。
「イッたな…」
か細い声で女の子が、ひくひく震えながら言う。
「ああ、あ、あ、あ、気持ちいい、あ…あ、あ、ごはん…抜きにしないでっ…」
男は目を細めながら、にっ、と笑ってこう言う。
「じゃあさ、今日は今みたいにブラジャー付けないで過ごしてもらっていい?」
「う、うん。」
「パンツも?」
「…うん」
「服は?」
「え、あ、」
「寒くなったら、言ってくれよ、いつでも、抱いてやるからさ」
「……」
「なんなら、毛布でもいい」
「…あの、おなかすいた」
「いいんだな」
「あ…」
男は女の子の手錠をはずし、服を全て脱がせた。胸がいやでも目立つ。
「お前の胸さ、三日前より大きくなった気がする…、ちょっと舐めさせろよ」
「ああっ!」
男は少しの間その子の胸を舐めていたが、止めた。女は自分が連続的に声を上げなかったから止めたのかと考え、怒らせることに怯えながらも、激しくセックスしてほしいと思っている自分が居ることを発見していた。
けれど、怒らせたわけではなかった。
男は部屋の隅にある物入れの引き出しから、薬の入った瓶を取り出した。
「これ飲むと精力がもつから、飲め。」
女の子は男の側に行きながら、言う。
「なんで、そんなものばっかりいっぱいあるんですか。…エロい……。」
「廃墟で偶然、見付けたんだよ。それこそ、山のようにな。口開けろ。」
女の子の口に薬を入れながら、口の天井をくすぐる男。
「はうん!」
口からこぼれ落ちる薬。
「あ、俺が飲む、これ」
「いいです私が飲みます!」
「いや、いいから」
これ以上絶倫になられたら困る、という彼女の思いもむなしく、男の口に放り込まれるその薬。
「俺この薬飲むの初めてなんだ~、良く効く合法ドラッグだって書いてあったから、試してみたかったんだけど、何せ相手が…。ほら、お前の分。」
どちらにしろ男は、その薬を飲むつもりだったようだ、と女はあきらめた。

男はもう一度物入れに向かい、沢山物が入っている手下げ袋を取りだした。
「これが段ボールの中から山のように見付かった物の一部。便利なことに全部防水。俺が使ったおもちゃもあります。やっぱこれがいいかな、遠隔操作できる女の為のおもちゃ」
おもむろに器具を取りだしながら男は、こっちへ来いと言う。
「日焼け止めを塗って、これを付けて、他の器具も持って、裸でお散歩な。他の道具を使ったり、ただのセックスもする。装置で見て、百回イくか、日が暮れかけてきたら家に帰ってくる。どうだ。おもしろいんじゃないか?」
女の子は耳まで真っ赤にして、上目使いで男を見たが、男に睨まれ、頷く。その後こう言ったのだった。
「でも、まず、ごはん…」
男は笑顔になって、きびすを返し、
「そうだな、まず朝飯だ。タルタルソースを使った料理を作ってやる。それから、三日前、非処女になったお前は、バイブもローターもやったことないだろう?後の楽しみにしろな。…安心しろ、始めてのような痛みはないからな」
そこまで言って、広いビルの一室の出入り口に向かっていた男はもう一度きびすを返し、女のほうに駆け寄ってきた。そして、キスをした。その後。
「俺、お前に会えて良かった。さみしくなってきてたんだ…俺も、居なくなったフリなんかしないで、ロケット乗って、みんなと、違う星行けば良かったかなって、思ったりしたんだけど…、君に会えて良かった…。」
「私も、あなたといっしょ。あなたに会えて良かった…」
お互いがお互いを抱き締めた。
「にしても、4日まえに初めて会って、次の日セックスって、やりすぎか?もうお互い何十回かイッてるし。…床に転がれ」
「ん…」
もう一度キスをし、また、行為が始まる。
「飯はこの後で良いかな…」
「それ、さっきも…っあ……」

きちゃっきちゃっきちゃ…

ちゅぶっ、ちゅぶちゅぶっ、ちゅぶっ

ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ…

「あーっあーあーあーあー!」

「もう1時間経つけど、飯作って食った後、さっきのプランで散歩、いくからな。……ほら、もう一回、プレゼントだ」

ぐじゅっ
「あーーーー!!!」

(1)、終わり。

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更新日:2010-01-24

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