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妖魔戦記

魔獣姫 作


6話

「ん、んん・・・。」
「気が付きましたか?」
ベッドの上で意識が戻った彼女の目に、心配そうな顔をしたハルファスが入った。彼はすでに鎧ではなく、いつもの服装に戻っていた。
「ここは・・・私・・・。」
「ここは僕の部屋です。貴女は浴室でのぼせて、意識を失って倒れてたんです。」
朦朧とした意識で問うロザリーに説明するハルファス。
「じゃあ、貴方が、ここまで?」
「はい。」
「ありがとう。」
「まったく、世話のかかる方ですね。」
素直に礼を述べるロザリーから、プイっと顔を背けるハルファス。
「水でもお飲みになりますか?それとも、何か着ますか?」
ハルファスは今まで座っていた椅子から立ち上がり、ロザリーに尋ねる。最後の質問の意味がわからず、ロザリーが起き上がると、パラリと胸から何かが落ちた。バスタオルだ。ふと自分の体に目をやると、一糸纏わぬ生まれたままの姿。
「!?」
慌ててタオルで体を隠す妖精。顔を髪に負けないくらい真っ赤に染めた。
「い、言っときますが、今回は何もしてませんからね。変な勘違いをなさらないで下さいよ。」
こちらも顔を赤く染め、目をベッドの反対方向に向けて言う魔族。
「とりあえず、何か着る物を取って参ります。」
出口に向かって歩き出したハルファスは、ロザリーに手首を掴まれて引き戻された。
「何です?どうしました?」
「あの、水・・・先に頂戴。」
「わかりました。」
ハルファスは卓上の水差しとグラスを取り寄せ、なみなみと水を入れたグラスを手渡す。
「はい。ありがたくお飲みなさい。」
「ありがとう。」
水を受け取り、すぐに飲み干すロザリー。
「足りなかったらここにありますから。」
そう言って立ち去ろうとしたが、妖精は再び手首を掴む。
「あのね、もう1つお願いがあるの。」
「何です?」
「・・・・・私の体を、しょ、消毒して欲しいの。」
「は?」
妖精の口から出された言葉に、魔族は困惑の色を浮かべた。
「あの、あいつに襲われてた時、私、貴方に助けを求めてた。見捨てたくせに、虫のいい話だけど。あそこに貴方が来てくれた時はホッとした。何て言ったらいいのかしら?その・・・貴方意外に触れられるのは嫌なの。」
ロザリーはうつむいて、ポツリポツリと話す。聞いていたハルファスは照れ臭そうな、嬉しそうな表情をした。
「ロザリー、本当に僕が貴女の体を消毒しても、かまいませんか?」
「ええ、お願い。」
魔族は白い手を妖精の頬に添えたが、彼女は拒まなかった。ゆっくりと顔を近づけ、互いの唇を重ねる。
この時、広い城のあちこちを2人を探し回り、やっとのことで見つけたガルムが目撃していたのだが、雰囲気を察し、さっさと自分の部屋へ戻った。
2人はそれに気付かず、行為を続ける。おたがいに舌を伸ばし、絡ませる。
「ねえ、貴方も脱いでよ。私だけ裸なんて嫌。」
突如口を離したロザリーがハルファスに要求した。
「まったく、わがままな方ですね。」
ハルファスは苦笑しながらもロザリーの要求を受け入れてやる。着ている物を全て脱ぎ、ベッドの上に乗ると、細長い腕を彼女にまわす。血色の舌を彼女の耳の裏に這わせる。
「あ。ふあ。」
耳の裏を舐められる快感に、ロザリーの体がピクリと反応する。舌はさらに耳の裏から首筋、首筋から鎖骨の窪みへと蛇のように這い回る。同時に片手で乳房を揉む。
「あん。ああ。ああん。」
与えられる快感に小さな喘ぎ声を出し、小刻みに反応する妖精。血色の舌は耳の裏、首筋、鎖骨、喉にまで活動範囲を広げる。乳房を弄くる手は、乳首を指の間に挟んで揉みしだく。
「ああん!あはあ!いい!」
魔族の腕の中で悦びの声を上げる妖精。舌は今度は手で弄ってない乳房のほうへ下り、焦らすように全体を舐めまわす。もう片方の乳房はさらに激しく揉みしだかれる。
「ああん!あ!ああん!ああん!」
やがて舌は乳房の頂上を押し潰すようにゆっくり舐め、手は尖った乳首を愛撫する。
「はああ!ああ!ああん!ああ!」
ロザリーはまわされた腕に寄りかかるように反り返る。ハルファスは腕を入れ替え、今まで彼女の背中を支えていた腕を舌で弄くっていた乳房に、乳房を揉んでいた腕を背中に、舌を手で愛撫していたほうの乳房に持っていく。味わうように乳房を舐め、柔らかさを確かめるように揉みあげる。
「やん!ああ!ああ!あん!」
快感に反応するたびにピクンピクンと動く美術品。肌はすでに紅に染まっている。
ハルファスはロザリーを優しくシーツの上に寝かせると、彼女のへそを舌先で弄ぶ。
「あ!あん!」
へそを舐めながら、細長い指をぐっしょりと湿った割れ目へ添える。
「ああん!」
軽く触れただけで声を上げるロザリー。ハルファスは枝のような指をゆっくり前後に動かし、敏感な芽を刺激する。
「あ!やん!!ああん!!」
芽を弄るたびに蜜の量がどんどん増す。喘ぎ声もそれに呼応するようにだんだん大きくなる。芽に刺激を与え続けていた指を後ろに滑らせ、そのままロザリーの中へ。
「ああん!!」
熱い中を指でかき回し、舌で再び耳裏、首筋を愛撫する。
「はああん!!ああん!!あん!!ああ!!」
喘ぎ声と蜜をかき回す音が淫らに部屋に響く。花園に入っていた指は、今度は内外を出入りする。時に早く、時に遅く。
「あっあっあっ!!ああん!!あっあっあっ!!」
激しくなる呼吸と共に、ハルファス自身もそそり立つ。ロザリーの花園も開いてきた。
「そろそろ入れますよ?」
「ああ!!あうん!!ああ!!」
耳元のかすれ声に喘ぎながらも頷く妖精。その答えを見たハルファスは花園から指を抜き、巨大なものを入り口にあてがう。ロザリーの潤んだ目が不安そうに魔族を見つめる。
「痛くならないように、ゆっくり入れますからね。」
「う、うん。」
荒い息のロザリーの髪をいたわるように撫でながら、ハルファスが言葉をかける。その言葉に安心したのか、アクアブルーの瞳から不安が消え去った。
「じゃ、入れますよ。」
魔族の白い一物が、少しずつ少しずつ、ロザリーの中へと沈む。
「ああ!!ああん!!あん!!ああ!!」
侵入してくるものに妖精が悦びの声を上げる。
ハルファスのものがゆっくり、ゆっくりと、慎重に進み、根元まで完全に入った。
「大丈夫ですか?」
「ええ・・・大丈夫。痛くない。」
自分を気遣う魔族に、息を切らせながら答える妖精。どちらからともなく再び口付けを交わし、唾液と舌を混ぜ合わせる。
繋がっている部分がドクンドクンと脈を打つ。互いの鼓動を、体温を感じる。2人はやがて唇を離した。混ざった唾液が糸を引く。
「今から動きますが、痛かったらおっしゃって下さいよ。」
「うん。」
白い翼が2つの肉体をそっと包むように広がる。ハルファスが動き始める。
「ああ!!あっあっあっ!!ああん!!はあん!!」
襲い来る快楽にシーツを掴み、悶えるロザリー。
「手は、僕の背中にまわして下さい。」
動きながらハルファスが言った。
「ああ!!けど!!そっ、たら!!あう!!背中、傷が!!あん!!」
快感に喘ぎながら必死に話すロザリー。身も心も傷だらけの彼を、これ以上傷付けたくなかった。
「なに、僕は魔族歴戦の戦士です。爪を立てられてもたいしたことはありません。」
「でもぉ!!」
「お願いします。そうしていただけないと、外れそうで。」
ハルファスの瞳の中に何かを感じたロザリーは、しなやかな腕を覆いかぶさる人物の背にまわす。その時、血色の瞳が初めて優しく心の底から微笑んだ。
動きがだんだん激しくなる。締め付ける強さもどんどん増す。
「あっあっあっ!!ああん!!いい!!あっあっあっ!!ああん!!はあん!!」
「う・・・く・・・・あ・・・ぐ・・・・。」
2つの喘ぎ、悶える声が快感と共に大きくなる。魔族の背中に爪が立つが、本人は痛みより快楽のほうが強くて気にならない。
「ああん!!もうダメ!!はあ!!限界!!イッ、イッちゃう!!」
「ぼ、僕も限界・・・やばい。」
2人は共に絶頂へと翔け上がる。赤毛が左右に動く頭と一緒に振られ、シーツの上に淫らに広がる。
「ああ!!ダメ!!いいん!!ああん!!もうイッちゃう!!ああイクぅーーー!!」
ロザリーは腕の中の白い背中と、繋がっている魔族のものを一気に締め付けた。
「うあっ!」
「ああっ!!」
魔族は中に全てを吐き出して、妖精は弓なりに反って果てた。そして、同時に気付いた。相手を愛しているということに。

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更新日:2010-01-19

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